今日は名手病院での『みんなの介護セミナー』に参加してきました。
全5回シリーズの今日は第3回目で『家庭での誤嚥を防ぐ食事の工夫』です。
講師は名手病院の管理栄養士さんです。
家庭での誤嚥を防ぐ調理方法について教えて頂きました。
誤嚥を防ぐには『食べやすさ、飲み込みやすさ』が第1です。
同じ食材でも切り方の方法や調理法によって食べやすさ、飲み込みやすさが変わってきます。
・噛みやすく飲み込みやすい大きさは個人差もありますが、奥歯の上に載るくらい=5mm角
・野菜などの繊維が多い食材は切る時に繊維の方向を断ち切るように切る
・こんしゃくやしいたけのような噛み切りにくい食材は切れ目を入れておく(隠し包丁)
・麺類はすすって食べると誤嚥しやすいので、3~5cm程にカットする
・パン類は水分が少なく飲み込みにくいので、硬い部分を除きスープや飲み物に浸して食べる
・調理法は食材にもよりますが、炒めたり揚げたりするより煮たり茹でたり蒸した方が食べやすい
ひと手間加えることで『窒息や誤嚥性肺炎』のリスクを避けることが出来ます!


また、飲み物にトロミを付ける際、市販のトロミ調整材を使います。
いろいろなメーカーの商品がありますが、どれも基本的な使い方は同じです。
ダマを作らずに上手にトロミを付けるには、
①少しずつトロミ材を加えよく混ぜる
↓
②加えて直ぐに飲むのではなく、しばらく時間をおいてトロミを安定させる
↓
③トロミが足りなければ、また少しずつ加える
です。
今回は『トロメリンEX』という商品を使ってジュースにトロミを付けてみました。
味もそのままで美味しいトロミ付のジュースが出来ました!!
次回、第4回の講義は『高齢者への介護サービスについて』です。
開催日は平成27年9月15日(火) 午後2時~午後3時の予定です。